サステナブル居住研究センターについて
サステナブル居住研究センター長ごあいさつ
主な研究成果
健康長寿エビデンス取得委員会
研究報告会・研究年報等
研究レポート
実証実験の結果から、ふだん長く過ごすリビング等を暖かく適温に保てば、血圧が低下するなど高齢者の健康に良い影響を及ぼすことがわかりました。血圧の維持・管理は健康維持に大きな影響を及ぼします。最近行われた実証実験によって1日のうち長い時間を過ごすリビング等を暖かく保つと血圧が低下することがわかりました。実証実験の結果をふまえて、なぜ、暖かいリビングが血圧の低下につながるのかをご紹介しましょう。
60歳以上のシニア世代が暮らす築20年以上の戸建て住宅39軒の日中の大半をすごす居室(多くはリビング)に断熱性能を向上させるリフォームの実施と適切な暖房設備の使用によって暖かさを向上させ、工事前と1年後の血圧を測定してみました。
リビング等、日中の大半をすごす居室の暖かさを向上させると、血圧に良い影響を及ぼすことが実証されました。
最高血圧、最低血圧ともに、あたたかリフォーム1年後の方が低くなることがわかりました。
あたたかリフォーム1年後は、起床から就寝まで血圧が安定することがわかりました。
あたたかリフォーム工事前に起床後の血圧が高かった人が、工事後は血圧が低下することがわかりました。
監修:医療法人社団 充会 上川病院 院長、元東京都健康長寿医療センター研究所 副所長 高橋龍太郎先生