健康長寿住宅エビデンス取得委員会が、39軒の住宅の高齢者に協力いただき実証実験を行いました。
実証実験の概要
健康長寿住宅エビデンス取得委員会(委員長髙橋龍太郎)では、「冬期の温熱環境の改善による健康指標の改善効果を実証すること」を目的に、平成23?26年に39軒の住宅に住む高齢者に協力いただき実証実験を行ないました。実際に高齢者が暮らす住宅に対し、日中の大半を過ごす居室(多くはリビング)に内窓の設置および壁や床の断熱強化(オプションとして床暖房設置)などのリフォームを実施し、改修前と1年後で血圧の測定および健康や温度感覚に関するアンケートを行ないました。尚、本研究では血圧を最も重要な指標と位置付けて、ある1日の30分ごと24時間測定する方法と、4週間毎日5回(起床後、毎食後、就寝前)自己測定する方法の2種類の方法を用いました。


出典:健康長寿住宅エビデンス取得委員会実証実験報告書より