1日5回、4週間にわたる血圧計測により、
1年後は血圧変動がやわらぎ安定することがわかりました。
実証実験では24時間連続血圧測定のほか、協力者(高齢者)にご家庭で1日5回、(起床後、毎食後、就寝前)4週間にわたって血圧測定を行なっていただきました。その結果、あたたかリフォームを行った後はリフォーム前に比べて血圧の変動がやわらぎ、安定することがわかりました。
血圧の上下変動が大きくなることは心・脳血管疾患の重大なリスクです。また、加齢に伴って、高齢者では最高血圧(収縮期血圧)が上昇していきますが、上昇後の急激な血圧低下もさまざまなアクシデント(転倒など)やヒートショックなどによる健康被害の原因となります。

実証実験で使用した家庭用血圧計

※健康長寿住宅エビデンス取得委員会作成
※グラフは血圧の変動係数という指標で血圧のばらつきを示します。血圧の上下変動が激しいほど大きな値になります。
※変動係数は標準偏差÷平均値で算出します