住宅における良好な温熱環境実現研究委員会

研究成果・提言

研究成果

①あるべき住宅の姿
〇住宅全体での望ましい温熱環境に係る基本的な考え方

 本委員会においては、全ての住宅において適用する『望ましい温熱環境』とその実現手段、実現にあたっての基本的な考え方を下記のとおり整理した。

〇望ましい温熱環境
  1. 季節、外気条件に応じ、適切な室温に保たれること
  2. 家屋内の温度ができるだけ均一であること(特に冬)
〇望ましい温熱環境によってもたらされる効果
  1. 健康維持増進(仮に望ましいレベルに達していなくても、できる限り浴室等における事故の抑止に資するものであること)
  2. 快適性
  3. (省エネ性)
〇実現手段(一般的に)
  1. 空間計画(弱点である浴室、脱衣室、トイレの配置の工夫など)
  2. 構工法(高気密・高断熱)
  3. 設備(適切な暖房・換気制御)
〇実現にあたっての考え方
  1. 新築住宅
    実現手段について、出来る限り高いレベルで対応する
  2. 既存住宅
    実現手段は出来る限り高いレベルを目指すが、従前の間取り・構造や資金的な問題等の制約があることから、少なくとも事故の抑止につながるレベルで対応する

 戻 る