木質複合建築構造技術の開発 − 床システムの面内せん断性能 −
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河合直人 *1 岡部 実 *2 |
キーワード
木質ハイブリッド構造 面内せん断試験 接合部せん断試験 構造用合板 木質スラブ
RCスラブ
概要
木質材料とその他の材料を組み合わせた木質ハイブリッド構造により、従来の木造建築では不可能な大規模建築物の設計が可能となる。本報では、木質ハイブリッド構造での使用が想定されている4種類の床システムについて面内せん断試験と床システムを構成する接合部のせん断試験を実施し、設計及び解析に必要な基礎資料を得ることする。提案された床システムは、集成材とRCスラブの組み合わせ、集成材と厚物合板の釘打ち、木質スラブ、及び木質スラブとRCスラブの組み合わせの4種類である。木質スラブ単体での面内せん断性能が低い値となったが、その他の床システムは概ね設計通りの耐力が得られた。なお本研究は国土交通省総合技術開発プロジェクト「木質複合建築構造技術の開発」の一環で行われた。
*1 国土交通省国土技術政策総合研究所・建築研究部 工博
*2 財団法人ベターリビング 筑波建築試験センター
日本建築学会大会学術講演梗概集 (C-1) 22159,pp.317-318,2002年8月 (北陸)
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