つくば建築試験研究センター
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面材のめり込み強度を用いた釘接合部の一面せん断耐力の推定

大野吉昭*1 岡部実*1 佐久間博文*2 下屋敷朋千*1

キーワード
釘接合部 めり込み強度 一面せん断試験 せん断耐力

概要
住宅の性能規定化により、在来軸組工法における面材釘打ち耐力壁は、仕様規定の枠にとらわれず、面材と接合具の組み合わせにより、壁倍率の値を変更することが可能である。耐力壁の耐力は、釘接合部の一面せん断試耐力から、また、釘接合部の一面せん断耐力は面材のめり込み強度から推定が可能である。本報では、各種面材と接合具の側面抵抗試験により、めり込み強度を求め、釘接合部の一面せん断耐力の推定を行った。CSP 合板のめり込み強度に比べ、密度の高いカラマツ合板やOSB は強い値を示した。また、同一の面材では接合具の投影面積に比例して、めり込み強は増加した。めり込み強度を用いた釘接合部のせん断耐力の計算値は、実験値の75%程度となった。

*1 (財)ベターリビング筑波建築試験センター材料・部材性能試験室
*2 (財)ベターリビング筑波建築試験センター材料・部材性能試験室 農博

日本建築学会大会学術講演梗概集(C-1),pp.43-44,2002 年8 月
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