つくば建築試験研究センター
1981〜85年 1986〜90年 1991〜95年 1996年 1997年
1998年 1999年 2000年 2001年 2002年
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
2008年 2009年
アルミニウム合金を用いた建築構造に関する研究
その43 アルミニウムフレーム構造の実大振動試験


飯嶋俊比古*1 前田佐登男*1 藤本効*2 橋本篤秀*3 長谷川泰稔*1

キーワード
アルミニウム、筋かい構造、振動台実験

概要
本論文は主要構造部を全てアルミニウム合金部材で構成した2層のフレームの振動台実験結果を報告したものである。
試験体は実際に建設した2階建て住宅の筋かいを含む構面を取り出したもので、積載重量により固有周期を調整し、実際の建物にほぼ近い値となっている。
JMA神戸NS波、エルセントロNSとTaftEW波の三波で弾性加振を行い、その後、エルセントロNS50カインレベルを入力し弾塑性挙動を確認した。
その結果、エルセントロ50カインレベルの入力に対しても損傷は発生しなかった。また、崩壊型を確認するためにJMA神戸源波(100カインレベル)を入力したが、筋かいガゼットプレート部に軽微な損傷が発生するにとどまった。
以上のことから、適切な設計を行うことにより充分な耐震性を得られることが確認された。

*1 飯嶋建築事務所
*2 (財)ベターリビング筑波建築試験センター
*3 千葉工業大学建築学科

日本建築学会大会学術講演梗概集(C-1),pp.1023-1024,2000年
TOPへ
BACK NEXT