伝統的木造建築物における屋根・天井構面のせん断試験
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下屋敷朋千*1 岡部実*1 河合直人*2 安田一男*3 |
キーワード
部分実験、水平構面、荷重・変形関係、所定変形時荷重
概要
伝統的木造建築物の耐震性能を評価するための基礎資料として、伝統的な技術を用いて作られた屋根・天井構面のせん断試験を行った。屋根構面の試験体は瓦葺屋根・茅葺屋根、天井構面の試験体は棹縁天井・格天井とした。
結果として、棹縁天井、格天井とも最大耐力約2.3kNとなり、壁倍率換算で0.7程度であった。瓦葺屋根は柿板の竹釘打ちの耐力が高いため壁倍率換算で約1.9となったが、茅葺屋根は水平構面としての抵抗要素が少ないことから壁倍率換算で約0.5となった。
*1(財)ベターリビング筑波建築試験センター
*2 建設省建築研究所 認証システム研究室室長・工博
*3(財)文化財建造物保存技術協会
日本建築学会大会学術講演梗概集(C-1),pp.81-82,1999年9月 |
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