住宅の安全性及び生命に直結する基礎的安全性に関する個別指標群によって構成している。

個別指標1．火災発生件数

消防統計「付属資料3　都道府県別火災損害状況」の建物火災件数を基に、世帯数あたりの火災発生件数（＝火災の発生頻度）の逆数を算出し、「火災の発生しにくさ」として扱っている

個別指標２．住宅内事故

人口動態統計における『死亡者数のうち死因の分類が「交通事故を除く不慮の事故」で発生場所が「家庭」』の数を基に、世帯数あたりの住宅内事故件数（＝住宅内事故起こるの頻度）の逆数を算出し、「住宅内事故の起こりにくさ」として扱っている

個別指標３．住宅侵入盗

犯罪統計の「住宅侵入盗件数の認知件数」を基に、世帯数あたりの住宅侵入盗件数（＝住宅侵入盗の起こる頻度）の逆数を算出し、「住宅侵入盗の起こりにくさ」として扱っている

住宅の少子・高齢化対応に関連する個別指標群によって構成されている

個別指標４．共同住宅のバリアフリー

住宅・土地統計調査から「共同住宅のうち、道路から各戸まで車いす、ベビーカーで通行可能な住宅の比率」を算出し、「共同住宅のバリアフリーの進んでいる度合い」として扱っている

個別指標５．ケアのついた賃貸住宅

高齢者住宅必携の「シルバーハウジング定員数」「高齢者優良賃貸住宅定員数」や社会福祉施設等統計の各種老人ホームの定員数のデータ等を基に、「65歳以上人口千人当たりのケアのついた住宅等の定員数」を算出し、「ケアのついた賃貸住宅の普及している度合い」として扱っている

住宅の省エネ・省資源に関連する個別指標群によって構成されている

個別指標６．省エネルギー対策

住宅・土地統計調査「二重サッシ又は複層ガラスが設置された住宅数」を基に、「一定の省エネルギー対策を講じた住宅ストックの割合」を算出し、「省エネルギー対策の進んでいる度合い」として扱っている

個別指標７．廃棄物量

環境省（一般廃棄物処理事業実態調査）「廃棄物量」を基に、人口千人あたりの廃棄物量の逆数を算出し、「廃棄物の発生しない度合い」として扱っている

住宅のストック活用に関連する個別指標群によって構成されている

個別指標８．空き家率

住宅・土地統計調査から「空き家（別荘は除く）＝その他空き家+賃貸又は売買用空き家の割合」を基に逆数をとり　、「空き家の少なさ」として扱っている

個別指標９．住宅ストック／住宅着工

住宅・土地統計調査から「H10、H15、H20住宅総数を基に中間年は直線回帰した数値」を算出し、さらにその値と「各年度の着工数」からストック/フローを算出し、「サイクル年数」として扱っている

住みよい地域として「交通機関や医療機関へのアクセスしやすさ」に関連する個別指標群によって構成されている

個別指標１０．交通機関へのアクセス

住宅・土地統計調査から「最寄りの駅まで1,000m未満、又は最寄りのバス停まで500mの世帯」を算出し、「交通機関へのアクセスのしやすさ」として扱っている

個別指標１１．医療機関へのアクセス

住宅・土地統計調査の「高齢者のいる世帯で、医療機関までの距離が1,000ｍ未満の世帯の割合」を算出し、「医療機関へのアクセスのしやすさの度合い」として扱っている