つくば建築試験研究センター
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石膏ボード貼り在来軸組工法耐力壁の面内せん断耐力

下屋敷朋千*1  岡部 実*1 宮村雅史*3
小國勝男*4 佐久間博文*2  大野吉昭*1

キーワード
石膏ボード、在来軸組工法耐力壁、面内せん断

概要
建築基準法の改正に伴い、木造軸組耐力壁の壁倍率の評価も見直しが行われた。石膏ボードについても、新しい壁倍率試験や評価に対応するため、面材の密度、接合具の種類及び受け材を用いた内壁仕様の耐力壁の面内せん断試験を行い、石膏ボード貼り耐力壁の性能確認を行った。
耐力壁のせん断性能は、石膏ボードの密度が大きくなると向上することが認められた。また径の細い石膏ボード用釘(GNF40)に比べ径の太いドリリングタッピンネジでは耐力が大きいこと、さらに内壁使用の耐力壁のせん断性能は、受け材を用い面材周囲を接合具で固定することで、大壁仕様の耐力壁と同等の耐力が得られた。

*1(財)ベターリビング筑波建築試験センター
*2(財)ベターリビング筑波建築試験センター 農博
*3(独)建築研究所
*4(社)石膏ボード工業会

日本建築学会大会学術講演梗概集(C-1),pp.323-324,2001年9月
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