つくば建築試験研究センター
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着色コンクリートに関する実験的研究
その2 コンクリートが顔料の発色に与える影響及び強度実験


下屋敷朋千*1 有坂正典*2 高野和久*3

概要
無機顔料を混入した着色コンクリートにおいて、実際の施工時に起こる現象、「フレッシュコンクリートのブリーディング等」が顔料の発色に与える影響、及び強度を実験的に検証することを目的とした。柱型(250mm×250mm×1000mm)の試験体を作り、色彩色差計を用いて試験体の上部から下部の色相変化を測定した。
結果として、顔料無混入のコンクリートは上から下に向かってΔE*ab値、L*値が小さくなっていた。着色コンクリートではそのようなことは認められなかった。強度実験においては、プレーンコンクリートに対し、着色コンクリートの強度低下は認められなかった。

*1(財)ベターリビング筑波建築試験センター
*2 東洋大学工学部建築学科助教授・工博
*3 東洋大学大学院生

日本建築学会大会学術講演梗概集(A-1),pp.529-530,2000年9月
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