つくば建築試験研究センター
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鋼板巻き鉄筋コンクリート柱の耐火性に関する解析的研究
―曲げ圧縮を受ける場合(その1)―


金城 仁*1 鈴木博巳*2 丹羽博則*3
長尾覚博*3 上杉英樹*4 齋藤 光*5

キーワード
鋼板巻き鉄筋コンクリート柱・火災時・曲げ圧縮・熱応力変形性状・数値解析

概要
鋼板巻き鉄筋コンクリート柱は、鉄筋コンクリート柱における帯筋の代替として柱の周囲を鋼板で覆った構造部材である。帯筋に替わる鋼板は構造耐力上、主要な部分であり、高温時におけるコンクリートの爆裂を防止する可能性がある一方、コンクリートの熱容量を有効に利用し、火災時において鉄筋が高温になり強度低下しても、コンクリートと共に軸力を負担する優れた耐火性能が期待される構造である。本研究は、鋼板巻き鉄筋コンクリート柱の耐火性能をより詳細に把握するために、既往の研究より得られた基礎データ等をもとに、鋼板巻き鉄筋コンクリート柱の熱応力変形性状を数値解析により解明していくことを目的とした。

*1(財)ベターリビング筑波建築試験センター
*2 三井木材工業
*3 (株)大林組 技術研究所
*3 (株)大林組 技術研究所・工博
*4 千葉大学 教授・工博
*5 日本大学総合科学研究所 教授・工博

日本火災学会研究発表会概要集 C-36 p442〜445,1999年5月
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