つくば建築試験研究センター
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床暖房パネルの放熱量に関する研究

清水則夫*1

キーワード
床暖房パネル、供給熱量、床上放熱量、床上放熱量の割合、省エネルギー

概要
床暖房は、使用されるエネルギーがすべて室内の暖房に使用されるのではなく、その一部は床下へ放出される。住宅の省エネルギー化を考える場合、この床下への放熱量を削減することが重要である。木造住宅で使用される床暖房パネルは、根太の上、根太の間に設置されるもの、床仕上げ材が一体になったものなど、いろいろな種類がある。したがって、省エネルギー化をはかるためには、適切な種類、構成の床暖房パネルを選択し、断熱化された床組み構成を計画する必要がる。そこで、床暖房パネルを木造住宅に使用したときの室内への放熱量、床上・下への放熱量の比率を実際の使用状態に近い形で求める実験装置を製作した。ここでは、その装置の詳細と各種床暖房パネルの測定結果を報告した。

*1 (財)ベターリビング筑波建築試験センター 環境性能試験室長・博士(工学)

日本建築学会計画系論文集 第516号,pp.61-68,1999年2月
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