つくば建築試験研究センター
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複層ガラスの断熱性能に関する研究
     スペーサー部の冷橋と表面熱伝達率について


清水則夫*1 成瀬哲生*2

キーワード
複層ガラス、スペーサー、線熱貫流率、ガラス中央部熱貫流率、表面熱伝達率、省エネルギー

概要
複層ガラスの断熱性能は、ガラスの中央部の熱貫流率で示される。しかし、四周のスペーサー部が冷橋となり、その断熱性能は悪くなる。通常、複層ガラスの熱貫流率は、熱伝達率が一定として示されている。しかし、熱伝達率は、複層ガラスの断熱性能によって変わる可能性がある。そこで、多種の複層ガラスの断熱性能把握、スペーサー部の冷橋の影響範囲、複層ガラスの断熱性能を中央部とスペーサー部に分離して示す方法の検討、複層ガラスの断熱性能と使用時の温度差が熱伝達抵抗に与える影響を把握することを目的として実験を行い、その結果を報告した。

*1 (財)ベターリビング筑波建築試験センター 環境性能試験室長・博士(工学)
*2 大阪市立大学 教授 工博

空気調和衛生工学会論文集No.72,pp.75-84,1999年1月
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