つくば建築試験研究センターでは、企業、各種団体、協会などからご依頼を受けて、BL部品の性能試験、住宅部品及び建築全般に関する各種試験業務・研究・開発などを行っています。
一般依頼試験
企業などからの依頼により、住宅部品をはじめ建築全般に係る新製品、新工法、新材料などに対する各種の性能評価試験、および都市再生機構、住宅金融支援機構、JISや各種学会、団体などで定められている品質試験を行っています。
建築基準法に基づく性能評価試験
建築基準法の指定性能評価機関として、防耐火構造試験、防火材料試験、界壁の遮音構造試験、木造軸組みの壁倍率試験、建築材料の品質性能試験を行っています。
性能評価試験項目
- 耐火および準耐火構造試験、防火および準防火構造試験
- 防火戸、防火設備、庇および区画貫通部の遮煙性試験
- 防火材料試験(不燃材料、準不燃材料、難燃材料)
- 界壁の遮音構造試験
- 木造軸組みの壁倍率試験
- 建築材料の品質性能試験
- ホルムアルデヒド放散量試験
住宅品質確保促進法に基づく性能評価試験
住宅品質確保促進法の登録試験機関として、“住宅性能表示制度”に係る特別評価方法認定のための試験や分析等を当財団本部と連携して行っています。
BL認定試験
BL部品の認定に関し、サッシ、ドア、浴室ユニットなどの建築部品および設備部品に対して、「認定基準」に基づいて安全性、機能性、耐久性、施工性の面から各種の性能試験を行っています。
工事用材料試験
工事用材料試験として下記の項目について試験を実施し、試験報告書を発行しています。
- 地盤改良体の一軸圧縮試験
- 地盤改良体の配合試験
- 六価クロム溶出試験
- コンクリートの圧縮強度試験
- セメントミルクの圧縮強度試験
- 鉄筋の引張強度試験 ※名古屋試験分室は実施していません。
調査・研究
官公庁をはじめとする各種団体、協会から委託を受けて調査・研究を行っています。また、企業からの依頼により新工法、新製品開発のための調査・研究も実施しています。
共同研究・自主研究
当財団独自の事業または外部からの依頼により、住宅部品をはじめ建築全般に関する研究や海外の規格、基準などについて、他機関との共同研究や自主研究を実施し、試験方法・評価方法等の開発に努めています。
国際協力
CIB(国際建築研究情報会議)およびRILEM(国際材料構造試験研究機関連合)にアソシエイトメンバーとして加盟し、メンバーとしての協力の他、性能・耐久・保全関連研究委員会へは委員を派遣して協力しています。また、国際基準に関しては特定分野のISO標準化に協力しています。