2021年10月15日(金)~ 17 日(日)にWOODRISE2021 KYOTO が国立京都国際会館において開催されました。当財団のサステナブル居住研究センター長の深尾精一(東京都立大学 名誉教授)が組織委員会会長として、また、当財団は組織委員会の構成団体の1団体として参加しました。
コロナ感染拡大で一時は開催されるか不安でしたが、WOODRISEの開催に合わせたかのように8月末から急激に感染状況が落ち着き、一部プログラムの変更はありましたが、会場に約500 名が来場し、オンラインを含めると約800 名の方々が参加したとのことです。
WOODRISEは、中高層木造建築物の発展のため、産・学ともに関係者が一堂に集まる国際的イベントで、フランス(FCBA 森林木材総合技術研究所)とカナダ(FPInnovations 建築科学技術センター)の主導により、2017年にフランス(ボルドー)で、2019年にカナダ(ケベック)で開催し、今回が3回目になります。
脱炭素社会の実現のために、中高層建築物・大規模建築物への木材利活用が大きな課題となっているため、WOODRISE では木造建築技術の先進的な取組みについて広く情報と知見を集めるとともに、国内外における関係者の交流を深めることを目的としています。
当イベントにおいて展示会やスポンサードセッションが催され、当財団では、木構造関連技術の向上のために、つくば建築試験研究センターにおいて実施可能な構造・防火試験について紹介しました。一般的なパネル展示に比べて関心を持たれる方が多く、ブースは盛況でした。
現地で紹介した小型加熱炉の動画については、本ホームページにも掲載いたしました。こちらのページよりご覧ください。
施設紹介:https://www.cbl.or.jp/tbtl/about/home.html