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コンクリートや鉄筋などの無機材料に対する材料試験、塗膜などの有機材料に対す耐久試験、さらに、住宅部品、建材などの強度試験などを行える設備が備わっています。
主にコンクリートなどのテストピース(φ50~150mm)の圧縮強度試験を行うことができます。コンプレッソメーターを用いて、静弾性係数の測定が可能です。
主に鉄筋や鋼材の引張試験、鉄筋の曲げ試験及び圧縮試験を行うことができます。伸び計または歪ゲージを用いて、静弾性係数の測定が可能です。
土や地盤改良体の圧縮強度試験を行うことができる試験機です。この試験機は、三連(三台)の加力装置と1台の制御計測装置から構成され、三台同時に試験計測が可能です。加力機構は、電動式サーボモータ式駆動を採用しており精密な載荷速度制御が可能です。加力制御は変位制御、荷重制御の両方で行えます。
太陽光・温度・湿度など屋内外の条件を人工的に再現し、製品や材料の劣化を促進させる促進耐候性試験が行える試験装置です。カーボンアーク放電時に発生する紫外線照射と漕内の温度・湿度・水噴霧条件により、屋外使用などで発生する劣化に対して加速評価を行えます。
庫内の温度・湿度・CO2濃度を一定に保ち、コンクリート供試体の中性化促進を行うこのできる試験装置です。
モルタルや地盤改良体などのテストピースの製作やコンクリートテストピースの端面処理などの作業ができる試験室です。モルタルミキサー、供試体端面仕上げ機、コンクリートカッターおよび排水処理設備などが整備されています。
建材、住宅部品、比較的強度の低い建築部材などに対して、オイルジャッキと反力フレームを用いて各種の強度試験、変形試験などを行える施設です。反力床は、プレキャストプレスストレス構造の一体化した床版になっています。広さは、幅:6m、長さ:12mで、厚みが60cmで、床の西側半分には50cmピッチで、東側半分には100cmピッチで定着カップラー埋め込まれていて、各種の加力用機材を固定することができます。
実施可能な試験の例
暴風による屋根瓦等の飛来物に対する建材(窓ガラス、雨戸・シャッター、外壁材等)の耐衝撃性能を確認するための装置で、「JIS R 3109:2018建築用ガラスの暴風時における飛来物衝突試験方法」の要求を満たしています。この装置は、飛来物を模擬した加撃体(木片または鋼球)を発射するための空圧砲(エアキャノン)と加撃体の速度を計測する高速度ビデオカメラシステムで構成されており、質量約 4kg の角材を 25m/s 以上の速度で発射出来る能力を有しています。
「飛来物衝突試験機(通称、エアキャノン)実験動画」
サッシ、ドア、外壁、屋根などの雨・風に対する気密性・水密性・耐風圧の三性能の試験を行うことのできる装置です。サッシ、ドア、外壁を垂直に設置して試験する装置のほか、屋根用に勾配を変えて試験できる装置を有しています。
・試験体取り付け開口 | : | 壁 用:W3.0m ×H3.0m 屋根用:W1.96m×H1.96m |
・装置の構成 | : | 散水装置付き圧力チャンバー 気密チャンバー |
・最大載荷圧力 | : | 静圧±10,000Pa(=1,000kg/㎡) |
・振幅 | : | 平均圧力に対して±3,000Pa |
・圧力応答性 | : | 0.5Hz(750Pa時) |
・散水能力 | : | 1分間当たり1.5~10ℓ/㎡ |
実施可能な三性能試験
小型の2室型の高温恒湿室で可動式間仕切壁や襖などの乾湿繰り返し試験などを行うことのできる装置です。
実施可能な試験の例
など
基準床(8㎡)上に設置した温水マットと仕上げ材に対して、温水(80℃)を連続1,100時間(約46日間)循環させ、仕上げ面の性状変化を観察・測定するための試験装置です。
住環境に影響を及ぼす設備部品、建材などの性能試験を行える設備が整っています。また、試験体の製作ヤードがあります。
建材、内外装部材、設備部品などの室内環境に関する各種試験、測定の行える3室型の恒温恒湿試験装置室です。
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装置の構成 | 3室型の恒温恒湿試験装置 A室とB室間の開口大きさ:W2150mm×H3150mm B室とC室間の開口大きさ:W1980mm×H2230mm |
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恒温恒湿室A | 温度設定範囲:-10~40℃ 湿度設定範囲:40~85% 最大空調能力:56kW 大きさ:6000mm×6000mm、高さ6000mm |
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恒温恒湿室B | 温度設定範囲:10~40℃ 湿度設定範囲:40~85% 最大空調能力:28kW 大きさ:5000mm×5000mm、高さ5000mm |
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恒温恒湿室C | 温度設定範囲:-10~40℃ 湿度設定範囲:40~85% 最大空調能力:28kW 大きさ:5000mm×5000mm、高さ5000mm |
実施可能な試験項目の例
建材などの熱伝導率・熱抵抗を測定する装置です。
試験規格 | : | JIS A 1412-2 熱流計法(HFM法) |
試験体 | : | 200㎜×200㎜厚さ50㎜まで |
換気設備及び換気部材の風量静圧特性、圧力損失を測定する試験装置です。
試験規格 | : | JIS C 9603 換気扇 |
JIS B 8628 全熱交換器 | ||
JIS B 8639 全熱交換器-風量、有効換気量、及び熱交換効率の測定方法 |
レンジフードの排気捕集効率を測定する試験装置です。
試験規格 | : | BLT VU-07 排気捕集効率試験 |
レンジフードのフィルターの油捕集効率を測定する試験装置です。
試験規格 | : | BLT VU-08 フィルターの油捕集効率試験 |
室内を温度・湿度を恒温状態(20℃、60%)に常に保ち、試験体の養生だけでなく、電気機械万能試験機により各種材料の試験を行えます。また、恒温室内にクリープ試験及びフローリングの耐摩耗性試験も行える装置が設置さています。
養生室内に設置されており、定常状態での材料の引張試験及び曲げ試験ができる装置です。また、恒温槽を備えており、試験体を高温もしくは低温に保ちながら試験を実施できます。
床材の耐キャスター性を評価します。円形の試験体に規定の荷重を3個のキャスターを介して載せ、試験体とキャスターを回転させて耐疲労性(耐摩耗性)を確認します。
摩耗輪により、試験体を摩耗させる試験装置です。建築材料、プラスチック、塗膜等、様々な試料の評価が行えます。
国土交通省の指定性能評価機関として、建築基準法に基づく防耐火構造、防火戸、防火設備および防火材料などの性能評価試験をはじめ、製品開発のための性能試験を行える施設を有しています。
防耐火構造、防火戸、防火設備の性能試験を行うことのできる壁用加熱炉を2基、水平加熱炉を1基、所有しています。二次燃焼炉を付帯し、環境への配慮を行っています。各炉の性能を以下に示します。
項目 | 第1防耐火試験棟 | 第2防耐火試験棟 | |
壁用加熱炉 | 多目的水平加熱炉 | 大型壁加熱炉 | |
炉の形状 | 鉛直炉 | 水平炉 | 鉛直炉 |
加熱曲線 | ISO834、ASTM等任意設定可能 | ||
温度調整 | 自動及び手動 (自動加熱はプログラム設定した過熱曲線に対し、炉内温度をフィーバックして燃焼エアの開度調整) |
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載荷装置 | 400kN | 1000kNまで可能 自動載荷対応 | 1000kNまで可能 自動載荷対応 |
加熱有効面 | 幅3.0m 高さ3.0m (載荷・非載荷) 幅1.9m、高さ2.6m (非載荷) | 幅2.0m、長さ4.0~8.0m (載荷・非載荷) 幅3.0m、長さ4.0~8.0m (載荷・非載荷) | 幅3.5m、高さ3.4m (載荷・非載荷) 幅3.0m、高さ3.0m (載荷・非載荷) 幅1.9m、高さ2.6m (非載荷) |
試験体の脱着 | 専用台車及びクレーン | クレーン | 専用台車及びクレーン |
測定可能項目 | 加熱温度、試験体裏面温度、試験体内部温度、軸方向変位量、 面外方向変形量、受熱量、載荷荷重、炉内圧力 ※壁用加熱炉で測定 |
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二次燃焼炉 | 加熱温度 800℃ 排気ファン 300(㎡/min) 送風圧力 500(Pa) | 加熱温度 800℃ 排気ファン 400(㎡/min) 送風圧力 700(Pa) | 加熱温度 800℃ 排気ファン 400(㎡/min) 送風圧力 700(Pa) |
当小型炉は以下の特徴があり、様々なご要望に合わせご利用いただけます。仕様は下表の通りです。
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・可変機構を有し、加熱面の大きさや開口方向を設定可能
・大型加熱炉と同様の加熱曲線・温度調整で試験が可能であり、熱源使用量も測定可能
設置場所 | 第1防耐火試験棟 又は 第2防耐火試験棟 |
炉の形状 | 鉛直・水平 | 加熱曲線 | ISO834、ASTM等任意設定可能 |
温度調整 | 自動及び手動 (自動加熱はプログラム設定した過熱曲線に対し、炉内温度をフィーバックして燃焼エアの開度調整) |
加熱有効面 | 幅1.0m 高さ1.0m 又は 幅2.0(1.0)m 高さ1.0(2.0)m |
測定可能項目 | 加熱温度、試験体裏面温度、試験体内部温度、受熱量、炉内圧力熱源(ガス及びエア)流量 |
二次燃焼炉 | 従来の加熱炉で用いる二次燃焼炉を併用※ |
※既存排煙フードによる排煙処理が可能
「小型炉紹介」
※本動画では、撮影のため炉壁の一部を特別に開放して燃焼試験を行っております。
建築基準法で求められている不燃材料、準不燃材料、難燃材料としての評価試験を行うことのできる試験装置です。
燃焼時の酸素濃度を測定し、燃焼時の酸素消費量が一定であれば、発生する熱量もほぼ一定であるという法則(酸素消費法)を元に発熱量を算出します。
建築材料の燃焼時に生成される主な有毒性ガスの毒性評価を行える試験装置です。
煙、ガスを含む燃焼生成物全体を動物(マウス)に吸入させてその有毒性を相対的に総合評価する装置です。
試験体製作ヤード(15m×7m)は、大型壁加熱炉のある第二防耐火試験棟内にあり、一貫した試験体製作管理を行い、適正な試験体の提供を行っています。また、輸送時間の短縮や輸送に伴う不具合発生を防ぐことができます。
床暖房パネルや内装床ユニットなどに対して歩行負荷を想定した繰り返し荷重を加えることのできる試験機です。
・荷重箇所 | : | 2カ所(間隔1m) |
・負荷荷重 | : | 最大100kg |
・荷重部 | : | φ80mm(鋼製) |
・荷重間隔 | : | 1.83~34秒(1カ所につき) |
・標準荷重回数 | : | 毎時100回(1カ所、2秒周期) |
・試験体最大寸法 | : | 幅2m×長さ2m×高さ20cm |
建築部材の遮音性試験、建材の吸音率測定などの実験室試験が行える施設です。
実施可能な試験項目の例
床仕上げ材の床衝撃音試験が行える施設です。
実施可能な試験項目の例
建築物などの構造・強度に関する各種の性能試験を行える反力壁および建築材料のホルムアルデヒド放散量試験が行える施設が備わっています。
建築物などの構造強度試験、部材強度試験および変形能試験を行うことのできる反力壁の仕様は以下の通りです。また、加力装置については、アクチェーター(100kNおよび300kN、各1台)および2000kNまでの各種オイルジャッキを用いて自動加力が行えるシステムを有しています。
寸 法 | 壁W5.5m×H5.0m 床(南)W5.5m×D7.5m、 床(北)W5.5m×D5.0m |
最大モーメント | 6,000kN・m |
最大せん断力 | 2,000kN |
固定カップラー | 500mm間隔 (D32異形PC鋼棒カブラー 許容引張力500kN/箇所) |
実施可能な試験の例
建築基準法施行令第20条の7第4項の性能評価(F☆☆☆☆)において、JIS A 1460「建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量試験方法-デシケーター法」の試験を行っています。恒温槽、分光光度計を有し、4仕様同時試験が可能です。
高強度既製コンクリート杭などの終局耐力および変形性能を把握するための曲げ試験装置です。中央部の上下に設置したオイルジャッキ(5,000kN)により正負交番繰り返し加力が可能です。杭曲げ試験装置の性能を以下に示します。
・オイルジャッキ | |||
容量 | : | 5,000kN | |
ストローク | : | ±250mm | |
定格圧力 | : | 66MPa | |
・回転支承 | |||
スライド式 | : | ±500mm | |
回転角度 | : | ±10度 | |
・対応試験体 | |||
杭径 | : | φ300~φ1,200mm | |
杭長 | : | 4~11m | |
最大杭曲げ支点間隔:10m |
実施可能な試験項目の例
敷地面積 20,000㎡
① | 試験研究本館 | 405㎡ | (延床面積 | 765㎡) | 木造・RC造併用2階建 | |
② | 第1試験棟 | 822㎡ | (延床面積 | 1,114㎡) | 鉄骨造2階建 | |
③ | 第2試験棟 | 594㎡ | (延床面積 | 673㎡) | 鉄骨造2階建 | |
④ | 第1防耐火試験棟 | 753㎡ | (延床面積 | 849㎡) | 鉄骨造2階建 | |
⑤ | 第2防耐火試験棟 | 508㎡ | (延床面積 | 508㎡) | 鉄骨造 | |
⑥ | 音響試験棟 | 245㎡ | (延床面積 | 298㎡) | RC造地上1階地下1階建 | |
⑦ | 床衝撃音試験棟 | 133㎡ | (延床面積 | 222㎡) | RC造2階建 | |
⑧ | 構造・材料試験棟 | 404㎡ | (延床面積 | 663㎡) | 鉄骨造3階建 | |
⑨ | 杭強度試験棟 | 186㎡ | (延床面積 | 181㎡) | 鉄骨造1階建 |
地盤改良体、コンクリート、セメントミルク、モルタルの圧縮強度試験並びに地盤改良体の室内配合試験を行える設備が備わっています。
コンクリートの圧縮強度試験及びセメントミルク・モルタルの圧縮強度試験などを行うことができます。
地盤改良体の一軸圧縮強度試験及び地盤改良体の室内配合試験などを行うことができます。