分譲マンションは1964年頃から供給が多くなり、それ以降、数次にわたるマンションブームを経てその総数は現在も着実に増加しています。ストック総数は約571万戸(平成22年末現在)となっており、このような時代においては、住宅全体を長期に使用する中で住宅部品の劣化への対応や品質向上を図るために、既設の住宅部品の取替や診断を適切に行うことが重要となっています。そこで専門事業者が住宅所有者から既設住宅部品の取替や劣化診断等を受注して実施することについて、第三者性のある中立機関が適切に関与して、消費者保護を図りつつ関係事業が円滑に推進できる環境整備が求められています。
一般財団法人ベターリビングでは、既設住宅ストックの適切な維持管理によって住宅の長期使用を実現するため、平成23年10月に「特定住宅部品にかかる優良取替事業等推進規程」を定め、特定の住宅部品の取替を行う者を登録する事業を開始いたしました。
この事業は、特定の住宅部品(玄関ドア、サッシ、墜落防止手すり)の取替を適切に行うため、施工実績、施工体制等一定の要件を満たす事業者を優良取替事業者として登録し、公表する制度です。
優良取替事業者は、ベターリビングが定める「優良取替事業の基準」に従って取替事業を行います。