つくば建築試験研究センター
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振動台実験による枠組壁工法耐力壁の耐震性能評価
      第2法 水平加力試験による耐震性能の速度依存性


岡部 実*1 山口 修由*2 沖浦 博*3

キーワード
   水平加力試験 耐力壁 降伏耐力 終局耐力

概要
耐力壁の耐震性能評価は、静的な正負繰り返し加力により行われる。しかし、静的試験における加力速度については明確な規定はなされていない。そこで同一仕様の枠組壁工法耐力壁において、加力速度と耐力壁の剛性・耐力・靱性について実験的な検証を行った。今回の実験では、加力速度を1、4、10、40mm/secの4種類設定し、正負繰り返し加力を行った。加力速度が1mm/secでの実験に対し、40mm/secの速度で繰り返し加力を行った場合、剛性・耐力の上昇は約15%程度であった。また最終の破壊状況では、加力速度が増加することで、面材と釘のパンチアウトによる破壊モードが減少し、釘の引き抜けで破壊する割合が増加した。

*1:(財)ベターリビング筑波建築試験センター
*2:建設省建築研究所 耐風研究室 主任研究員
*3:(社)日本ツーバイフォー建築協会

日本建築学会大会学術講演梗概集 (C-1) 22041,pp.81-82,2000年9月 (東北)
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