載荷加熱試験による不燃下地防火構造外壁の耐火性能評価
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吉川利文*1 仲谷一郎*2 須藤昌照*1
金城 仁*1 中村賢一*3 |
キーワード防火構造、不燃下地外壁、耐火性能概要我が国独自の防火2級加熱曲線に従った加熱試験により性能評価を行っている不燃下地防火構造の外壁について、ISO 834に基づく載荷加熱試験を行うことにより、これらの耐火構造や準耐火構造に対する性能の位置付けを明確にすることを目的とした。実験の結果、屋外側を従来の防火構造とし、屋内側にせっこうボード(厚さ9.5mm以上)を張るか、または、中空部にグラスウールを充填した上で、屋内側に合板(厚さ4mm以上)を張れば、屋外側加熱に対して、30分以上の耐火性能を確保できる。ただし、屋外側被覆が薄い一部の防火構造については、前者の場合、壁体中空部にグラスウールを充填し、後者の場合、グラスウールの代わりに、より耐熱性の高いロックウールを充填する必要がある。
*1 (財)ベターリビング筑波建築試験センター 防耐火性能試験
*2 建設省建築研究所・工博
*3 (財)ベターリビング筑波建築試験センター 試験第二部長・工博
日本建築学会大会学術講演梗概集(A-2),pp.153-154,2000年9月 |
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