エネルギー吸収部材をも用いた既存建築物の耐震改修効果に関する研究
その2 旧耐震基準で設計されたRC造建築物の動的破壊性状
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稲井栄一*1 倉本洋*2 井上波彦*2
藤本効*3 渡辺一弘*4 |
キーワード
振動台実験、既存不適格、破壊実験
概要
旧基準により設計した鉄筋コンクリート造フレームの振動台実験と静的載荷実験の結果を比較し、いずれの手法でも構造体の挙動を適切に把握可能であり、旧基準による設計では1/130程度の変形で破壊を生じることを確認した。
現行の耐震性能評価方法を試験体に適用した結果と実験結果が示す耐力はほぼ同じであることから、評価方法が妥当であることが証明された。
なお、破壊に至までの挙動は通常の弾塑性応答解析方法でほぼ予測できることが確認できた。
*1 山口大学
*2 建設省建築研究所
*3 (財)ベターリビング筑波建築試験センター
*4 住宅・都市整備公団
日本建築学会大会学術講演梗概集(C-2),pp.167-168,1999年 |
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