住宅を良好な資産として長期間にわたり使い続けるためには、新築時だけでなく、すまい続けるなかで点検・修繕などのイベント、或いは売買などの情報が保存され、適切に活用できることが重要です。こうした情報(住宅の“履歴”)を第三者が長期間にわたって保管する仕組みを構築するため、ベターリビングでは、情報システムの開発を進め、平成22年(2010年)から「住宅履歴情報保管・閲覧サービス」を開始しています。
当財団が提供するこのシステムは、住宅所有者の住宅履歴情報を共通のルールに従って仕分けして蓄積し、Webブ ラウザにより操作が可能なものとなっています。このシステムを活用し、情報サービス機関※ からシステムへ送信された住宅履歴情報を保管するとともに、住宅所有者(住宅所有者の了解を得た住宅事業者等を含む)がインターネットを介して随時、閲覧や追加保管することができるサービスを展開しています。
また、情報サービス機関が所定の方式でシステムへ情報送信するために主に工務店等の中間ユーザーが利用するアップロードシステムのレンタルサービスも実施しています。
昨年度末時点で、約53,000件の住宅履歴情報を保管していますが、(一社)住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会と連携しながら、いっそうの周知普及に向けて取り組んでいきます。
※情報サービス機関とは、住宅所有者が行う住宅履歴情報の蓄積・活用を支援するサービスを提供する機関。
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(2025年2月10日)