本認定基準の主な制定ポイントの詳細は、下記のとおりです。
1) 適用範囲について
受け渡し先が特定可能な住宅及び事務所等に設置するものを適用範囲とします。
本基準による認定の適用範囲は、原則として受け渡し先が特定可能な住宅に設置され、宅配便等の受け渡しを無人で行うことを目的とした宅配ボックスとします。
ただし、宅配ボックスに求められる性能は、付随する建物用途に依存しないため、戸建住宅における宅配ボックス本来の使用目的と同等の使い方をされる場合において事務所等に設置するものは、適用範囲に含むものとします。
2) 基礎等への緊結について
戸建住宅用宅配ボックス自体の持ち運びを防ぐために、基礎等への緊結を求めます。
戸建住宅用宅配ボックス自体が持ち運びされないことを目的とし、基礎等に緊結することを求めます。
基礎等への緊結は、基礎等と戸建住宅用宅配ボックスをアンカーボルト等で専門業者が確実に緊結することを指します。
緊結強度については、設置環境によって異なるため規定値を設けませんが、施工説明書に緊結方法を明らかにすることを認定の要件とします。
3) 保管箱の閉じ込め防止への配慮について
子供の閉じ込め事故防止を目的として、対処が必要な保管箱の大きさを設定します。
庫内の最低容量が50リットル以上の保管箱は、誤って人が閉じこめられた場合を考慮し、以下の性能を求めます。
・通気性を有していること。
・内部から扉が開けられる構造であること。
なお、庫内の最低容量は、庫内の突起物等を除いて算定するものとしますが、直方体として納まる最大の容量を庫内の最低容量とします。
ただし、開口寸法の幅(W)、高さ(H)及び庫内寸法の奥行(D)の何れかが150mm未満の保管箱は、この限りではありません。
4) 設置方法の分類について
戸建住宅用宅配ボックスの設置方法は、4つのタイプに分類します。
本認定基準における戸建住宅用宅配ボックスの設置方法は、下記4つのタイプに分類します。
・据置き型:基礎又は土台等に直接据え置いて設置される戸建住宅用宅配ボックスをいいます。
・壁埋込み型:住宅の外壁及び門塀等に埋込み設置される戸建住宅用宅配ボックスをいいます。
・壁固定型:住宅の外壁及び門塀等に壁掛け設置される戸建住宅用宅配ボックスをいいます。
・支柱型:専用ポール及び門柱ユニット等に設置される戸建住宅用宅配ボックスをいいます。
5) 錠の施錠強さの性能について
書留郵便物等の配達サービスに対応した高い保安能力(錠の施錠強さ)を求めます。
保管箱の施錠装置は、扉の施錠部に300Nの引張荷重を施錠した状態で加え、扉が開かないこと、また、使用上支障のある著しい変形がないことを求めます。
6) 使用時の安全性の確保について
使用時の安全性(足掛かりや子供のいたずら等事故防止に係る注意喚起)については、所有者等への情報提供を求めます。
戸建住宅用宅配ボックス(特に据置き型)の保管箱の大きさによっては、足掛かりになったり若しくは子供がいたずらで乗っかったりする場合が想定されることから、誤使用防止や事故防止に係る注意喚起については、所有者等へ適切に情報提供を行うことを求めます。