サステナブル居住研究センターは、2023年11月1日に「SLCセミナー」を開催し、239名(会場聴講:49名、オンライン聴講:190名)の方々にご参加いただきました。
セミナー概要、セミナーの様子は、以下の通りです。
1.セミナー概要
【開催日時】2023年11月1日(水)15:30~17:30
【開催方法】会場聴講、オンライン(Zoomウェビナー)聴講
【会場】(一財)ベターリビング 7ABC会議室(東京都千代田区富士見2-7-2 ステージビルディング7階)
【講演者:題目】
清家 剛 (東京大学大学院教授) :環境負荷評価と住宅生産・住宅部品のあり方
川口 有子((株)カワグチテイ建築計画代表):木造4階集合住宅の事例紹介
深尾 精一(首都大学東京名誉教授) :集合住宅の木質化とその課題
2.セミナーの様子

【環境負荷評価と住宅生産・住宅部品のあり方】
清家 剛(東京大学大学院教授)
建築物の環境負荷評価とは具体的にどのようなことか、負荷を削減するにはどのような手法があるのか、といった内容について、現在の状況認識、大きな方向性についてご講演いただきました。

【木造4階集合住宅の事例紹介】
川口 有子((株)カワグチテイ建築計画代表)
徳島での「awaもくよんプロジェクト※」について、ご講演いただきました。
※2019年に改正された建築基準法によって、日本で初めて実現した、「あらわし木造4階建て県営住宅」。330㎜角の大断面集成材の柱・梁を内外にあらわした軸組構法で、今後の中高層木造建築への応用と展開が可能な普遍性と、敷地に根差す地域性を同時に合わせ持つ、新しいモデルとなる建築です。(2023 グッドデザイン金賞受賞)

【集合住宅の木質化とその課題】
深尾 精一(首都大学東京名誉教授)
最近の木造集合住宅について、35年前のアメリカの中層木造集合住宅、この10年間の海外の中高層集合住宅、最近の日本の木造集合住宅等の紹介と、それらから見えてくる課題について、ご講演いただきました。また、フランスのパリ五輪の施設などもご紹介いただきました。