一般財団法人ベターリビングは、優良住宅部品認定基準「隔板(へだていた)」を新規に制定し、2022年2月15日付で公表・施行しました。これに伴い、つくば建築試験研究センターでは「隔板」の性能試験を開始しました。
「隔板」は、集合住宅や福祉施設などのバルコニーを住戸ごとに仕切り、火災時等にはそれを蹴破るなどすることによって避難経路を確保するための住宅部品です。
バルコニーは常時風が吹きつける環境下にあることから、「隔板」には十分な耐風圧性能が求められます。試験方法書に定められた手順により、風荷重に対するパネルの強度、複数のパネルを繋ぐ方立(ほうだて)の強度を確認します。
BLT PP-01「隔板の等分布荷重試験」では、建物に生じる風荷重の設計に応じた「隔板」を適切に用いることができるようPp1、Pp2、Pp3の3段階の等級を設けています。また、複数のパネルを方立で接続する場合には、BLT PP-02「方立の強度試験」によって等級に応じた方立の強度性能の確認を行います。
ニュースリリースの内容はこちらから(pdfファイル)