information
一般財団法人ベターリビングは、優良住宅部品認定基準「サッシ」「改修用サッシ」「便器」の改正を行い、2018年7月13日付で公表・施行しました。
「サッシ」、「改修用サッシ」の優良住宅部品認定基準(以下「BL認定基準」という。)は、供給の実態に併せた改正、要件を明確にするための改正、引用JIS規格の改正等に伴う改正を行いました。
「便器」のBL認定基準は、搬送性能試験で使用するトイレットペーパーの条件を緩和しました。
詳細はこちら(PDFファイル)
車椅子用下框に併せて、「下桟パネル」を「車椅子用パネル」に名称を変更します。
引き形式の引違い、開き形式の片開きドア及びFIX形式のみ連窓・段窓の構成要件が定められており、他の形式で使用できることが不明確であったため、全ての形式において連窓・段窓として使用できることを明記します。
引き違い窓は、外側のガラスが清掃できるよう「やり返しが出来ること」を要件としております。市場では、引き違い窓(掃き出し窓)に把手を設けることが多くなっており、その場合は「やり返しが出来ること」の要件が満たせなくなります。しかし、掃き出し窓においては、室外から外側のガラスの掃除が可能であるため、本BL認定基準からは除外するよう要件を変更します。
引違い形式の遮音型サッシ及び窓の場合、以前は換気機構を付けると遮音性能が基準を満たせる製品がなく、換気機構は付けないことを要件としておりました。しかし、現状は、換気機構を付けたとしても遮音性能が基準を満たせる製品が増えてきたため、本BL認定基準からは除外するよう要件を変更します。
構成部品の材料の「ステンレス」において、塩害対策で使用する「SUS316」の規格を例示仕様として追加します。
改修用サッシ及び窓にパネルを用いた場合について、構成部品の定義や要件について追加します。
部品に求める要件の一部を「構成要件」として別表で表記していましたが、「部品の構成」の表に統合します。
本BL認定基準で定義されている「使いやすさに配慮したサッシ及び窓」は、1997年に長寿社会対応サッシとして基準化され推奨仕様となりました。その後、品確法が制定された際に高齢者等配慮対策等級5相当が現在の付加認定基準(BL-bs)として、本BL認定基準に追加されました。
一方、旧BL認定基準で長寿社会対応サッシとしていた要件は、「使いやすさに配慮したサッシ及び窓」(品確法の高齢者等配慮対策等級3相当)として本BL認定基準の要求事項に位置付けられましたが、それが推奨仕様であるか明記がされず誤解されることがあったため、改めて推奨仕様として「高齢者等の使いやすさに配慮したサッシ及び窓」を規定します。
また、「高齢者等の使いやすさに配慮したサッシ及び窓」の構成部品である「彫込み引手」の記載方法を修正します。
耐風圧性能がS-7の場合のねじの施工方法の説明について、当初、標準仕様として開発された工法は現行基準の施工方法に適合できますが、各社個別の仕様となる工法については適合できない場合があるため、要件の見直しを行います。
搬送性能試験で使用するトイレットペーパーは、JIS P 4501に定めるシングル仕様のトイレットペーパーとしておりましたが、昨今、トイレットペーパーのJIS製品が減少していて入手が困難となっているため、「JIS P 4501に定めるシングル仕様のトイレットペーパー又は同等品を使用すること」とします。
同等品の定義として、下記3点の条件を満たすこととします。
以 上
担当部署:住宅部品事業推進部 企画開発課
連絡先:03-5211-0572