制度の概要(詳細)
1.認定対象
概ね4階建てまでの新築賃貸集合住宅が対象です。
(共用エントランスの有無、共用廊下・階段の有無により、様々なタイプの集合住宅を3類型に分けて対象とします。)
2.「個別認定」と「シリーズ認定」
個別認定:基準への適合状況を個々の賃貸集合住宅ごとにその設計・施工・管理について審査を行い認定・登録するもので、設計時と竣工時の2段階に審査を行います。
シリーズ認定:あらかじめ規格化された集合住宅について、その規格化された設計・施工・管理が認定基準に適合しているか審査を行い、あらかじめ認定するものです。シリーズ認定された集合住宅を建設する際は、個別の集合住宅の配置・外構設計が基準に適合しているか審査を行い登録します。
3.認定・登録のフロー
4.主な基準(要求事項)
・不審者が隠れにくい、侵入しにくい建築計画となっていること。
・防犯性能の高い住宅部品やモニター付きインターホンが使用されていること。
・自転車置き場、ゴミ置き場、物干し等における盗難防止対策が講じられていること。
・緊急事態を音や光で周囲に伝える非常警報装置の設置がされていること。
・地域の防犯性を高め地区全体の防犯性の向上に務めていること。
※なお、基準は、3類型の集合住宅の形態に応じて、それぞれ定めています。
5.広報等
・認定された賃貸集合住宅は、ロゴマークを使用することができます。
・全防連とベターリビングのホームページにおいて登録された住宅を公表します。
防犯優良賃貸ロゴマーク
(参考)設置される主な住宅設備の例
・玄関ドアの錠前として、防犯建物部品(CP部品)または5分以上の抵抗時間を有する指定建物錠
・防犯カメラ、非常警報装置付きインターホン、共用エントランスのオートロックシステム
・窓からの侵入対策として防犯建物部品(CP部品)のガラス・サッシまたは面格子、窓シャッター
・自転車をチェーン等で固定できるサイクルラック、施錠可能な構造の非開放型ゴミストッカー
・室内で洗濯物を乾燥させることができる浴室乾燥機や室内用物干しユニット