今年も台風シーズンが到来し、その進路に注目が集まっています。近年では、2019年に台風15号(房総半島台風)、19号(東日本台風)が立て続けに日本に上陸し、暴風雨による被害をもたらしました。これらの台風により、合計で住家の全壊が数千件、半壊が数万件の規模に達したことは記憶に新しいところです。また、環境省が2023年7月に発表した報道資料※によると、今後、地球温暖化が進行すると仮定した場合、台風がより発達した状態で上陸し、災害のリスクが高まることが予測されています。
我が国の建物は、建築基準法によって十分な耐風圧性能を有することが求められているため、一般的に強風が吹きつけても大破することはほとんどありません。しかしながら、暴風により飛来した瓦や木材などが窓ガラスに衝突し孔(あな)が開くと、そこから暴風が吹き込み、屋根が巻き上げられ大きな被害につながることがあります。
※環境省 報道発表資料「気候変動による災害激甚化に関する影響評価結果について」
このような被害から建物を守るためには、有効な対策とは?
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