集合住宅用自然換気装置の換気特性に関する実験 −微風換気装置の開発と実大建物模型を用いた換気性状の確認− 清水則夫＊1　澤地孝男＊2　瀬戸裕直＊3 高橋泰雄＊4　森　勝彦＊4　福井靖子＊4 キーワード 自然換気、集合住宅、給排気口、換気量、風向風速 概要 住宅の省エネ対策、通風による室内環境の快適性確保のためには、自然換気を積極的に取り入れる必要がある。そこで、開発した定風量性をもつ自然換気装置を集合住宅に設置し、実験・実測を行った結果、風圧力による風量制御を行うには、より微圧域での風量制御が必要であるとの知見を得た。ここには、新たに開発した微圧域での風量制御が可能な自然換気装置を、風洞内にある実大住居模型に設置し、その特性確認のために行った実験の結果を報告した。 *1　(財)ベターリビング筑波建築試験センター　環境性能試験室長・博士（工学） *2　(独)建築研究所　環境研究グループ上席研究員　工博 *3　(独)建築研究所　環境研究グループ主任研究員 *4　立山アルミニウム工業(株) 空気調和衛生工学会学術講演論文集，pp.101-104，2000年9月