■筑波建築試験センターがJNLA試験事業者に登録されました

2006.7.11


 当財団の試験研究部門である筑波建築試験センターは、工業標準化法(JIS法)に基づく試験事業者登録制度(JNLA制度)において、平成18年6月5日付で独立行政法人製品評価技術基盤機構より試験事業者として登録を受けました(登録番号060218JP)。

 今回当試験センターで登録を受けた試験項目は、(1)サッシ・ドア・建具等に係る強度関係試験、気密・水密・耐風圧試験、遮音試験など28試験項目、並びに(2)建設現場等で使用されるコンクリートや鉄筋などに対する圧縮強度・引張強度・曲げ強度試験の4試験項目です。
 (→登録を受けた試験方法の詳細はこちらのページをご参照下さい。)

 当試験センターは、本登録により、該当する32項目の試験について、試験機関として適切な試験結果を提供できる能力があることが認められ、当試験センターで実施した製品試験については、その証としてJNLAの標章を付した試験成績書を発行することができることとなりました。このJNLA標章付の試験成績書は、JISの製品認証に係る試験データとして必要とされるもの注1)です。
また、製造者自らが行うことができる自己適合宣言注2)についても、当試験センターのJNLAの標章を付した試験成績書により、その信用を裏付けして頂くことができます。

 なお、当財団の住宅部品評価センターでは、「サッシ」「ドア」「衛生陶器」「浴槽」「給水栓」「換気扇」について、JIS製品の認証機関として現在審査を受けているところであり、今後、当財団ではJISの製品試験から製品認証まで、申請者の多様なご要望にお応えして参りたいと考えています。

注1) 新JISマーク制度では、認証機関自らが製品試験を行う場合の他、JISの製品認証に係る試験データとして認められるのは次の2つです。
1) JNLA標章付の試験成績書。または、ISO/IEC17025を取得した試験事業者が行った試験データ。
2) JIS認証機関により有効性が実証された試験データ。

注2) 新JISマーク制度では、製造者自らが製品のJIS規格への適合性を宣言する自己適合宣言を行うこともできるようになりました。ただし、JISマークの表示はできません。

(お問合せ先)
 筑波建築試験センター 企画管理課 TEL 029-864-1745