■優良住宅部品認定基準等の改正について

2013年3月15日
 このほど下記の品目について、優良住宅部品認定基準及び評価基準を改正しましたので公表します。
 なお、今回の改正は、「都市の低炭素化の促進に関する法律(平成24年12月4日施行)」に基づく低炭素建築物新築等計画の認定及び改正省エネルギー基準(平成25年3月改正予定)における一次エネルギー消費量算定の対象となる機器の内、対応する優良住宅部品認定品目の認定基準等についての改正、及び改修用サッシにおいて有資格者により施工が行われることを追加する改正を行ったものです。

・認定基準及び評価基準の改正
品目名
認定基準
評価基準
性能試験
方法書
改正基準のポイント
ガス給湯機 クリック クリック クリック  JIS S2075(家庭用ガス・石油温水機器のモード効率測定法)に基づいたモード熱効率について、性能評価の基準値を規定(これまでの定格効率との併記とする)とともに当該試験方法を規定しました。
石油給湯機 クリック クリック クリック  JIS S2075(家庭用ガス・石油温水機器のモード効率測定法)に基づいたモード熱効率について、性能評価の基準値を規定(これまでの定格効率との併記とする)とともに当該試験方法を規定しました。
電気給湯機 クリック クリック クリック  JIS C9220(家庭用ヒートポンプ給湯機)に基づいたモード熱効率について、性能評価の基準値を規定(これまでのAPF(年間給湯効率)との併記とする)とともに当該試験方法を規定しました。
太陽熱利用システム クリック クリック クリック  JIS A4111(太陽熱温水器)及びJIS A4112(太陽集熱器)に基づいた「集熱部総面積」の算定方法について、「寸法」の項に追加しました。
暖・冷房システム(ガス熱源機) クリック クリック クリック  ガス熱源機の暖房効率に係る「試験方法」について、「試験方法書」に定める方法から、一般財団法人日本ガス機器検査協会の検査規程JIA C005-11(ガス温水熱源機検査規程)による試験方法に変更しました。
 同様に付加認定基準(BL-bs)の関係規定も併せて変更しました。
暖・冷房システム(石油熱源機) クリック クリック クリック
石油熱源機の暖房効率に係る「試験方法」について、「試験方法書」に定める方法から、一般財団法人日本燃焼機器検査協会の検査基準JHIA S-3021(油だき温水ボイラ検査基準)による試験方法に変更しました。
熱効率の高い熱源機を対象に、付加認定基準(BL-bs)として関係規定を追加しました。
改修用サッシ クリック クリック クリック  「適切な施工の担保」の項において、平成24年度より、特定住宅部品にかかる優良取替事業者の登録を開始したことから、登録された優良取替事業者による施工、及び特定住宅部品取替工事管理者として登録された者による施工管理を行うこととしました。
各品目共通事項
1. これまで別に定めていた保証における免責事項を本基準内に記載しました。
2. これまで「3.4施工に関する情報提供」記載していた要求事項を「2.3.2適切な施工方法・納まり等の確保」に移し情報提供することとしました。