■優良住宅部品「光配線システム機器」の認定

2009.7.6

1.優良住宅部品「光配線システム機器」の認定


 財団法人ベターリビングでは、安全で快適な「住まいづくり」のために、品質・性能及びアフターサービス等に優れ、消費者の利益の増進に寄与する優良住宅部品(BL部品)を認定しているところですが、「光配線システム機器」である自営PT盤、PD盤、光アウトレットのそれぞれについて、平成21年6月30日付けで、三葉能率電機株式会社の機器を認定いたしました。
 なお、光配線システム機器は、「自営PT盤」、「PD盤」、「光アウトレット」の3つがあり、同一メーカーで3つがそろって認定されたのは今回が始めてです。 また、光アウトレットについては、神保電器株式会社の機器を平成20年1月30日付けで認定しております。


光配線システム機器の認定一覧

光配線システム機器 設備系統図の例
優良住宅部品「光配線システム機器」において認定の対象としている機器は次のとおりです。
1:自営PT盤 [PT:Premise Terminator]
棟内幹線ケーブルの起点となる配線盤で、通信事業者の光ファイバ回線と相互接続するものです。
2:PD盤 [PD:Premise Distributor]
住棟の各フロアなどに設置し、棟内幹線ケーブルと各フロアに配線される水平ケーブルとを接続する配線盤です。
3:光アウトレット(TO) [TO:Telecommunication Outlet]
各住戸内に設置し、住戸内のパソコン、テレビなどの光ファイバ対応接続機器からの配線を接続する器具です。居室内に設置する室内用と、分電盤内、パイプシャフト、天井裏等の隠蔽場所用とがあります。


2.優良住宅部品「光配線システム機器」の特徴


 優良住宅部品「光配線システム機器」は、次の特徴を持っています。

1)レーザー光曝露からの保護等の安全性確保
光配線システム機器間を流れるレーザー光が目に触れることは大変危険です。このため、住宅においては、お年寄りや小さなお子さんの身近にある機器として、万一の誤使用にあっても、危害を及ぼすことのない、高い安全性が必要となります。
このような観点から、住戸内に施設される光アウトレットにあっては、以下に示す、からのいずれかのレーザー光曝露防護機能(室内用にあってはいずれか複数手段)を備えたものとなっています。また、施工者に対する配慮として、自営PT盤、PD盤では、不可視レーザー光使用設備であることの警告表示を見やすく表示しております。
自動開閉式遮光シャッタ
利用者側コネクタの開口部が物理的に覗けない構造
利用者側コネクタの開口部が利用者の視線と容易に対向しない方向となる構造

2)長期間の品質保証
光配線システム機器を構成する自営PT盤、PD盤及び光アウトレットは、5年間の品質保証としています。


3.マークの表示

「光配線システム機器」は、次のBLマークで表示します。

【自営PT盤用】【PD盤用】【光アウトレット用】


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