優良住宅部品ガイドブック
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■特徴 優良住宅部品の「住宅用火災警報器」は、火災で発生する煙や熱を感知して、お知らせする家庭用の火災警報器で、次のようなものがあります。(住宅火災で亡くなる原因の大半は逃げ遅れによるもので、住宅用火災警報器は火災で亡くなる方を減らす目的で消防法により設置が義務づけられております。) 設置対象建物 感知方式 電源方式 設置場所 BL-bs部品の特長 ○高齢者・障害者を含む誰もが安心して生活できる社会の実現に寄与する特長 ○高齢者や聴覚障害者に対して、火災警報が覚知できるよう、補助警報装置等へ信号が発信できる構造としています。【独】 〇1つの住宅用火災警報器が火災を感知すると、住戸に設置されたすべての警報器が無線で連動し一斉に警報を発する無線連動型火災警報器も認定の対象としています。 ○高齢者等の聴力の衰えに配慮し、警報音は聴き取りやすいものとなっています。【独】 (警報音に低音域の音を含ませる、又は警報音の音圧を80dB(A)以上に高めています。) ○警報停止操作や点検操作が高齢者等にも行いやすいよう対策が講じられています。【独】 ○設置された住宅用火災警報器の管理が住宅供給者において適切に行えるよう、「いつ」、「どこに」、「だれが」取り付けたかのトレーサビリティ情報管理が、個体識別システムに基づく個体識別により出来るものとなっています。 ○消防法で義務づけられている場所は、寝室と、寝室につながる階段又は廊下ですが、それに加えて各市町村の条例によって台所や居室などの設置を義務づけている地域もあります。 ○住宅用火災警報器には、火災で発生する煙を感知して知らせる煙式(光電式)と、火災の熱を感知して知らせる熱式(定温式)の2種類があります。煙式は調理の煙や湯気などによって警報を出す場合がありますので、各市町村の条例により、火災以外の煙が発生しやすい台所などに設置が求められる場合は熱式の警報器を選ぶことができます。 凡例 【独】:BL独自の要求性能を具備しているもの 【確】:法令の要求性能を具備していることを確認しているもの 【超】:他の規格・基準や一般製品に比して上まわる性能を具備しているもの ○戸建住宅、共同住宅(住戸部) ○光電式【火災による煙を感知し警報を発するもの】 ○定温式【火災による熱を感知し警報を発するもの】 ○電池方式 〇AC電源方式 ○寝室と、寝室につながる階段または廊下のほか、各市町村の条例によって台所や居室などに設置 【関連制度・関連事業】住宅部品のトレーサビリティ管理について住宅用火災警報器

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