優良住宅部品ガイドブック
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■特徴 ○システムとしての電気的な安全を確保するための対策が講じられています。【独】 (絶縁抵抗、耐電圧、漏電に関し、第三者機関による試験を実施) ○給水装置としての水質が安全であるように対策が講じられています。【独】 (「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令(平成9年厚生省第14号)」の基準を満たすため、「水道用器具-浸出性能試験」を実施) ○複数台のポンプを組み合わせたものは、各ポンプの運転頻度の平準化を図るため、並列運転、解列運転が自動で制御されるようになっています。【独】 ○動作頻度の高い部品について、十分な耐久性が確保されています。【独】 (作動繰り返し試験を実施:圧力開閉器、流量開閉器、フローリレーについて10万回、隔膜式圧力タンクについて50万回) ○給水量は、建物や水の使用用途・使用人員・給水栓数等を考慮して決定します。給水ポンプシステムの場合は、瞬時最大使用水量から求められます。決定にあたっては、各種算定方式があり、その特長や使用実態に応じた算定方式を選択することが大切です。 ○ポンプの振動により下層階や隣の部屋に騒音が発生する恐れがある場合は、防振装置等を設置してください。 ○水道事業体ごとに設計・施工基準があるので、事前に協議が必要です。 ○給水ポンプシステムを長期間安心してご使用いただくためには、日常点検、定期点検及び部品の取替え等の保守管理を適切に行い、性能を維持し故障の防止を図ることが必要です。予防保全を目的とした保守計画を組まれ実施されることをおすすめいたします。 ○定格出力0.75KW以上の三相誘導電動機は、JIS C 4213(低圧三相かご形誘導電動機-低圧トップランナーモータ)の「7.3 効率」の基準を満たしています。(水中ポンプは除く)【確】 〇通信機能付き給水ポンプシステムに搭載されている無線通信装置については、将来無線通信の規格等が変更された場合においても、当該機能を継続的に使用できるよう、本体一式取替を行わず、部品交換等により更新性に配慮されている部品であることを求めています。【独】 凡例 【独】:BL独自の要求性能を具備しているもの 【確】:法令の要求性能を具備していることを確認しているもの 【超】:他の規格・基準や一般製品に比して上まわる性能を具備しているもの 【関連制度・関連事業】住宅部品のトレーサビリティ管理について

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