優良住宅部品ガイドブック
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優良住宅部品の「窓用シャッター」は、防災対策に資する住宅部品で、次のようなものがあります。 設置対象建物 構成 BL-bs部品の特長 ○窓用シャッターとサッシの複合品(サッシ枠一体タイプ)は、サッシとガラスも構成部品としています。※1 ○飛来物衝突に対する安全性は、台風による飛来物を想定した加撃体衝突試験によってシャッターカーテンに貫通又は孔(開口)が生じないこと、及び窓のフロートガラス厚さ4mm相当が割れないことを要求しています。【独】※2 ○「屋根瓦の破片相当」以上の飛来物衝突に対する安全性を有するものを認定の対象としています。【独】 ○既存窓に窓用シャッター単体を設置する場合は、ガラス品種や厚さの測定、シャッターカーテンとガラス面までの距離などを情報提供することを要求しています。【独】 ○台風時の負圧によるシャッターカーテンの脱落等を想定し、「耐風圧性試験」又は「等分布荷重試験」を行い安全性の確保を要求しています。【独】 ○手動式シャッターの開閉性は、実際の住宅で使用するサイズを考慮しシャッターの大きさ4㎡以下では60N以下、4㎡超え8㎡以下では120N以下の開閉力を要求しています。【独】 ○電動式シャッターの障害物感知装置は、シャッター降下中に障害物を感知して停止又は反転上昇動作する際に荷重計が感知する最大荷重を、高齢者や子供を考慮し150N以下とすることを要求しています。【独】 ○防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議で定める侵入手口に対して侵入を5分間以上防ぐ防犯性能を有するものを、防犯性の向上に寄与する特長として付加基準を定めています。【超】 ○電動開閉機によってシャッターを開閉させる装置を有するものを、家事及び労働の負担軽減に寄与する特長として付加基準を定めています。【超】 ※1:サッシは、JIS A 4706:2021「サッシ」の耐風圧性S-1等級相当以上を満たした製品を要求。 ※2:JIS R 3019:2018「建築用ガラスの暴風時における飛来物衝突試験方法」に準拠。 ■特徴 凡例 【独】:BL独自の要求性能を具備しているもの 【確】:法令の要求性能を具備していることを確認しているもの 【超】:他の規格・基準や一般製品に比して上まわる性能を具備しているもの 外観図 サッシ枠別体タイプ サッシ枠一体タイプ ○住宅、集会場、病院、福祉・介護施設などの外壁の開口部に設置するもの ○窓用シャッター単体品(サッシ枠別体タイプ) 〇窓用シャッターとサッシの複合品(サッシ枠一体タイプ) ○防災、減災に寄与する特長 ○防犯性の向上に寄与する特長(付加基準) ○家事及び労働の負担軽減に寄与する特長(付加基準) 加撃体発射装置(エアキャノン) 加撃体衝突時 窓用シャッター

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