優良住宅部品ガイドブック
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優良住宅部品の「安全合せガラス」は、防災対策に資する住宅部品で、次のようなものがあります。 設置対象建物 構成 BL-bs部品の特長 ○防災、減災に寄与する特長 合わせガラス 合わせ複層ガラス 飛来物衝突の安全性を確認する試験装置 飛来物衝突時 〇安全合わせガラスとは、飛来物衝突の安全性、防犯性及び人体衝突の安全性を有する合わせガラスをいいます。 〇合わせガラスは、2枚以上の材料板ガラスに中間膜を挟み全面接着したもので、外力の作用によって破損しても、破片の大部分が飛び散らないようにしたものです。 〇施工の範囲は、全周支持のはめ込み構法となる開口部のサッシ等の枠や障子への取付けまでとしています。(※1) 〇飛来物衝突の安全性は、台風による飛来物衝突によって貫通又は孔(開口)が生じないこと、及びその後に強風が継続した際に被害が進展しないことを確認しています。(※2) 【確】 〇設計時には、飛来物衝突の安全性について確認された合わせガラスを、適切な風速、圧力差、開口部が設置される高さ及び防護レベルを考慮し、適材適所で選択することになります。(※2) 〇人体衝突の安全性は、ショットバック衝撃特性の性能(※3)を確認しています。【確】 〇防犯性は、防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議で定める防犯面で侵入を5分間以上防ぐ防犯性能を有することを確認しています。【確】 〇「屋根瓦の破片相当」以上の飛来物の衝突に対する安全性を有するものを「防災安全合わせガラス」(BL-bs)としています。【独】 ※1:サッシは、JIS A 4706:2021「サッシ」を満たした製品を要求。 ※2:JIS R 3019:2018「建築用ガラスの暴風時における飛来物衝突試験方法」による。 ※3:JIS R 3205:2005「合わせガラス」による人体転倒時の衝突安全性をいう。 ■特徴 凡例 【独】:BL独自の要求性能を具備しているもの 【確】:法令の要求性能を具備していることを確認しているもの 【超】:他の規格・基準や一般製品に比して上まわる性能を具備しているもの ○住宅のほか、集会所、商業施設、事務所、福祉・介護施設、学校等 ○合わせガラス(材料板ガラス、中間膜) 〇合わせ複層ガラス(材料板ガラス、中間膜、スペーサー、吸湿材、封着材、封入気体) 安全合わせガラス

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