優良住宅部品ガイドブック
14/108

工法性能等級 財団 一般 *1:「建物変形対応ドア」は、ドア枠の上端の両方向から荷重を加え変形させたときの面内変形追随性及び縦、横のドア枠中央に荷重を加え変形させたときの局部変形追随性を有し、枠と扉の接触を緩和し、軽い力(500N以下)で扉を開放することができるドアです。 *2:「防犯建物部品」とは、官民合同会議の求める防犯性能(5分の侵入抵抗を持つ高い防犯性能)を有するものとして、同会議に登録された部品です。「CPマーク」に優良住宅部品として備えるべき防犯性能以外の性能を総合的に有することを現す「BL-bsマーク」とを一体化したマークが表示されています。 *3:「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(平成21年改正) 優良住宅部品の「改修用玄関ドア」は、共同住宅の既存鋼製玄関ドアの改修に使用する玄関ドアで、次のよう なものがあります。また、地震等により建物が変形しても扉の開閉ができる「建物変形対応ドア」*1もあります。 設置対象建物 改修対象ドア ドア仕上げ 引抜き工法 カバー工法 持出し工法 扉交換工法 気密性 水密性 耐風圧性 ○S-3、S-4、S-5、S-6 (等級はJIS A4702による) BL-bs部品の特長 ○既存RC造共同住宅(住戸部) ○片開き玄関ドア ○現場仕上げ(塗装)、工場仕上げ(焼付け塗装、化粧鋼板) ○既存の玄関ドア枠を躯体から撤去し、ホールインアンカーや補強材等を用いて玄関ドアを躯体に固定する工法 ○既存鋼製玄関ドアの扉のみを撤去し、既存枠にねじで補強材等を用いて玄関ドアを固定する工法 ○既存鋼製玄関ドアの扉のみを撤去し、既存枠にねじで補強材等を用いて玄関ドアを固定する工法で、玄関ドア枠を外部に持出して取付ける工法 ○既存枠が気密枠の場合:既存鋼製玄関ドアの扉のみを撤去し、既存枠にねじで補強材等を用いて交換扉を固定する工法 ○既存枠が非気密枠の場合:既存鋼製玄関ドアの扉のみを撤去し、既存枠又は交換扉に気密材を取付け、既存枠にねじで補強材等を用いて交換扉を固定する工法 ○A-2、A-3、A-4 (等級はJIS A4702による) ○W-1、W-2、W-3、W-4又は表示なし (等級はJIS A4702による) ○環境の保全に寄与する特長 ○優良な住宅ストックの形成・活用に寄与する特長 ○防犯性の向上に寄与する特長 ○高齢者・障害者を含む誰もが安心して生活できる社会の実現に寄与する特長 ・800㎜以上の有効開口を確保し、床との段差を外部20㎜以下・内部5㎜以下にして、車椅子の通行にも考慮しています。(品確法*3の等級5相当) ・錠前は、BL認定部品の玄関ドア用錠前(レバーハンドル錠又はプッシュプルハンドル錠)が使われます。 面内変形追随性 防犯性の向上・ストック活用 侵入抵抗・高・既存枠継続利用 局部変形追随性 改修用玄関ドア

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る