住宅の基礎には換気口を設け、十分な換気を行うことが重要です。コンクリートの基礎に床下換気口を開ける工法が一般的ですが、施工方法によっては基礎全体の強度や土台の耐久性を損なうこともあります。この認定部品は、基礎と土台の間に換気用のパッキンを敷設する工法に用いるパッキン材等からなるもので、基礎本体に換気口を設ける従来の工法に比べ、約1.4 倍の換気効率を得られ、さらに換気面積も大きく確保でき、換気口を設けられない隅部にも、換気を行き渡らせることができるなどの特徴を持っています。また、基礎の耐力を低下させることなく、土台下部に発生しやすい腐朽菌を阻止し、耐久性向上に役立つものです。

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有効換気量：パッキン材及び防鼠材の有効換気量は、通気試験を行い、所定（0.98N/m²〜17.64N/m²）の範囲における圧力差において、基礎を切り欠いた場合の床下換気口の通気量を上回ること。

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機械的な抵抗力・安定性の確保：

・パッキン材の鉛直荷重に対する許容耐力が所定（58.8kN ）の鉛直荷重以上であること。
・パッキン材の剛性：鉛直荷重載荷時の変位量が１ｍｍ以下であること。
・パッキン材の鉛直荷重に対するクリープ性能：５０年相当の推定変位量が１ｍｍ 以下であること。
・異なる温度環境下（４０℃及び−２０ ℃）におけるパッキン材の剛性：パッキン材の鉛直荷重載荷時の変位量が１mm 以下であること。
・住宅金融公庫監修の共通仕様書又はそれと同等以上の仕様に基づいてアンカーボルトが埋設され、土台及びパッキン材が固定されること。
・柱下部分、耐力壁下等の主要部のパッキン材は、移動又は滑動しないようアンカーボルトが貫通できる構造であること。

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火災に対する安全性の確保：延焼の恐れのある部分に使用する場合の対応措置が講じられていること。

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耐久性の確保：

・樹脂製部材は、温度変化、湿度変化に対して耐久性を有する材料を使用していること。
・樹脂製部材は、防腐材、木材処理材及びコンクリート等のアルカリ性部材に対して耐薬品性を有する材料を使用していること。

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メンテナンス：取り替えパーツ（防鼠材等）については、補修ができること。