創業50周年を迎えて

理事長 理事長

一般財団法人ベターリビングは、国民の住生活水準の向上に寄与することを目的として、今から50年前、1973(昭和48)年に建設省(当時)より許可認可を受け、財団法人住宅部品開発センターとして設立されました。 翌1974(昭和49)年に優良住宅部品(BL部品)の評定機関として建設省から指定を受けて以来、1987(昭和62)年に建設省から認定制度を継承後も、引き続きBL部品の認定・普及に関する業務を行ってまいりました。

1981(昭和56)年にはつくばに住宅部品関係を中心とした性能試験場(現つくば建築試験研究センター)を開設し、各種試験機能・研究機能の整備・充実を図ってまいりました。 また、さらに、1996(平成8)年以降にはISO規格の審査登録業務、2000(平成12)年以降には建築基準法の改正や住宅品質確保法、建築物省エネ法の制定等に対応した各種審査業務を順次開始してまいりました。、さらに、2008(平成20)年には研究組織の設置により研究機能の向上・強化を図るなど、業務の充実に努めてまいりました。

この間、1988(昭和63)年には名称を「財団法人ベターリビング」に変え、2011(平成23)年には公益法人制度改革に伴い一般財団法人に移行しており、住宅・建築物の基準認証・試験研究機関としての業務を誠実に遂行しています。

我が国が人口減少・成熟社会を迎える中、少子高齢化への対応が急務であるほか、脱炭素社会の構築に向けた目標の達成や、激甚化する自然災害に対する安全・安心の確保等、当財団にも、住宅・建築のあり方にかかわる重要な課題へのへの取り組みが求められています。 設立50年を契機とし、これら課題にこれまで以上に果敢に取り組み、国土交通省をはじめとする関係各界の皆様と力をあわせ、より良き住まい、より良き住環境、より良き建築の実現に向けて邁進してまいります。

今後とも、一層のご指導とご支援をお願い申し上げます。

一般財団法人ベターリビング
理事長
眞鍋 純