つくば建築試験研究センター
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2008年 2009年
アルミ住宅の室内環境に関する実測調査
その4 夏季室内熱環境実測結果


坪川 剛 *1 坊垣 和明*2 藤池 瑞芳*3
清水 則夫*1 山中 貴勝*1 高橋 央 *1

キーワード
冷房運転 通風 日射

概要
主たる構造体がアルミで構成されている住宅について、夏季の室内熱環境実測を行い、冷暖運転時間の違いによる室温の変動や、室内に侵入する日射を遮蔽したことによる効果を検討した。その結果、17時からの間欠冷房運転では建物の熱容量が大きく冷房効果が現れるまでに時間がかかった。一方冷房連続運転時においては、日射侵入による室温の上昇が確認された。また、窓を閉めた状態と比較すると、窓を開放して通風を行うことによって室内熱環境は改善された。さらに、室内熱環境において室内への直達日射侵入による影響は大きいが、屋根への日射による放射熱の影響は顕著には示されなかった。

*1 (財)ベターリビング筑波建築試験センター
*2 独立行政法人 建築研究所・博士(工学)
*3 日本アルミニウム協会

日本建築学会大会学術講演梗概集(D-2 環境工学・),pp.249-250 2001年9月
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