つくば建築試験研究センター
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アルミニウム合金製システムトラスに関する実験的研究
  アルミニウムハブと鋼製高力ボルトの引抜き試験


檜山裕二郎*1 大久保昌治*1 石川浩一郎*2 藤本効*3

キーワード
アルミニウム、ボールジョイント、引張実験、トラス

概要
アルミニウム合金ボールジョイントハブと亜鉛メッキ鋼製高力ボルトの異種金属接合について、既往の設計式の適用可能性を検証した。実験パラメータは、ボルトサイズとねじ込み深さである。
ねじ込み深さが浅い場合はアルミニウム材側の雌ねじ破壊となりその性状は脆性的である。また、一定値以上ねじ込むと延性的な破壊モードであるボルト破断に移行することが確認できた。
アルミニウム材ねじ山のせん断破壊耐力は、ねじ込み深さ全長に渡り応力が均等に分布すると仮定して求めた値と良い相関を示した。これは、アルミニウム合金と鋼材の弾性係数の違いが要因となるためと考えられる

*1 住友軽金属工業
*2 福井大学
*3 (財)ベターリビング筑波建築試験センター

日本建築学会大会学術講演梗概集(B-1),pp.959-960,2000年
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