今は想像したくなくても、いつの日かは
親が所有する住まいへの対応が必要になります。

高齢化したお父様やお母様が所有される住まいを、今後どうするか、できるだけ先延ばししたいと多くの人が考える、デリケートな問題です。反面、お父様やお母様が元気なうちに所有する住まいについて親子で話し合うメリットもあります。さて、どのようにしたらよいのでしょうか?

デリケートな問題であっても、お父様、お母様に意志の確認をしておきたいものです。

お父様やお母様が元気なうちに所有する住まいの話を子供から切り出すことは、多くの人たちの間でタブー視されています。時として、親子の間に溝が生まれるケースもあります。そこで、あくまでもお父様、お母様の意志を尊重して、住まいを今後どうしていきたいかを確認する方法をおすすめします。

今の住まいで暮らし続けて大丈夫か?

まず最初に確認しておきたいのは、今の住まいに暮らし続けても、この先大丈夫であるかという点です。日々の暮らしを思いやることが前提になりますから、子供としても聞きやすいといえます。

●不便や心配は感じていない。

現時点で不便や心配を感じていなくても、この先体力が衰えた際のことも想定し対策が必要になりそうかを確認しておきます。

●不便や心配は感じているが、このまま住み続けたい。

不便や心配がどのようなものであるかを具体的に聞き出します。早めのバリアフリー化等を含めたリフォームを検討し、安心して暮らせるよう話し合いましょう。高齢になってからのリフォーム工事は大変に感じるものです。

●できれば住み替えをしたい。

たとえば便利な場所や、子供・孫の近くに住みたい意志がある場合は、できるだけ早めに住み替えについて話し合うとよいでしょう。 高齢化してからの住み替えは、環境に馴染めないこともありますので、注意しましょう。

将来、介護が必要になった場合、どうしたいか?

将来、介護が必要になった時はどうしたいのかを確認してみましょう。

●自宅で介護を受けたい。

要介護者がストレスを感じず、介助する人の負担を軽減できるリフォーム方法がどんなものであるかを事前に情報収集するとよいでしょう。住宅設備機器メーカーのショールームに足を運んでみることもおすすめです。

●介護施設に入りたい。

お住まいの地域によっては介護施設にすぐに入居できない場合もあります。どのような介護施設があるか、すぐに入居できるのか等の地域の情報を予め調べておくとよいでしょう。

相続については、どう考えているか?

生前に相続について話し合うことは、とくにタブー視化する傾向にあります。しかしながら、相続税が増税され、空き家も社会問題になって法律が改正されました。聞きにくいとはいえ、今後は相続について親子で話し合う人たちが増えるものと思われます。

●自分で考えたい。

お父様やお母様がご自分で決められるといえ、高齢になると、適切な情報を入手しにくくなります。お父様、お母様の意向を聞いたうえで、情報収集をサポートするとよいでしょう。

●子供や孫に残したい。

せっかくお父様やお母様が築かれた大切な財産です。相続税や空き家などについて調べるだけで資産移管がスムーズに行なえるようにしましょう。