■「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」の選定結果について

2006.5.10

 高度成長期を中心に整備された共同住宅団地は、住宅自体の老朽化・陳腐化、居住者の高齢化等を背景とするコミュニティの沈滞化、防災・防犯上の問題の顕在化等の課題を抱え、現在再生期を迎えつつあります。従来の中心的手法であった建替えだけでなく、改修や増築等を含めた総合的な再生手法を導入し、ストックの有効活用も図りつつ再生を進めていく必要があります。
 このため、既存共同住宅団地の再生に係る計画手法、事業主体・事業スキーム、ハード技術、経営・管理手法について、広く提案を募集し、選定された提案の活用を推進することを目的として、(財)ベターリビングを事務局として「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」を実施したところであり、この度、その審査を終えました。
 全国から149の提案があり、これらの提案については、(財)ベターリビング内に設置されました「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集選定・活用推進委員会」(委員長:巽和夫京都大学名誉教授)における厳正な審査の結果、53提案が「既存共同住宅団地の再生を促進し、課題解決に資する提案」として選定されました。また、選定提案のうち、実用的、実効的な提案として委員会が特に高く評価した10提案が優秀提案として選定されました。

●優秀提案 10提案
  優秀提案(更新中)

●選定提案 43提案
  [ハード技術に関する提案](更新中)
  [計画に関する提案](更新中)
  [ハード・計画に跨る総合的な提案](更新中)

 また、平成18年6月13日(火)に、住宅金融公庫すまい・るホールにおいて、優秀提案の表彰式及び団地管理者等への説明会を開催するとともに、5月22日(月)から6月30日(金)までの間、住宅金融公庫すまい・るギャラリーにおいて選定53提案のパネル展示を行います。

●表彰式及び団地管理者等への説明会並びにパネル展示についてはこちらをご覧下さい。

 今後、選定提案の団地管理者等への広報・情報提供を行うとともに、選定提案の団地管理者等による活用促進と、独立行政法人都市再生機構や事業者等と共同した研究開発を推進します。また、選定提案を活用し事業化を進める団地を、再生モデル団地として選定し事業化を推進する予定です。

既存共同住宅団地の再生に関する提案募集の概要(pdf)
応募・選定の概要(pdf)
既存共同住宅団地の再生に関する提案募集選定・活用委員会委員長総評(pdf)
主体別提案の状況、主体別選定提案の状況(pdf)
選定結果の活用促進について(pdf)