一般財団法人ベターリビングでは、住宅・建築評価センター仙台構造判定室にて「設計者交流会」を開催致しました。
宮城県近郊の構造設計者に参加していただき、一般社団法人 建築基礎・地盤技術高度化推進協議会(ALLF)副会長・二木幹夫氏の既存杭利用に関する講演を行いました。その後、構造適判の最近の動向の報告や、電子申請についてのセミナーを行いました。
概要は以下の通りです。
【メインセミナー】
テーマ:「既存杭の利用方法―直接利用・存置・撤去―」
講 師:二木幹夫
(ベターリビング元TBTL所長、現総括役、現(一社)建築基礎・地盤技術高度化推進協議会(ALLF)副会長)
概 要:建造物の建て替え時における既存杭の活用方法をどうするのかが今後大きな課題となる。直接再利用、または
存置、撤去とそれぞれの方法のメリットデメリットについて試験結果やデータをもとに解説しました。
※既存杭の利活用・処理における関連情報は
こちら
【その他セミナ-】
①「電子申請のご案内」【構造判定部:伊藤】
②「構造適判における最近の情報提供とBL構造適判QA事例」【構造判定部:遠藤部長、小室判定員】
20社ほど参加した地元の設計者の皆さんは、熱心に聴講されていました。建築の構造設計のプロを自称する人達でも、既存杭についてのこのような解説は初めてであったようで、今後増え続ける既存杭の課題はまさに自分たちが直面するものとして、強い関心をよせていました。
講演後は、参加者の皆さんと仙台の地酒で立食懇親会を開催致しました。
セミナーの様子 懇親会の挨拶