BL部品は、万一、設計・製造に基づく瑕疵により不具合が生じた場合、その保証期間内であれば当該部品の修理・交換等を行なうことになっておりますが、BL保険は、認定企業がその際この費用を負担することに対し、てん補しています。
また、認定部品の据付工事の施工等にかかる瑕疵についても保険の対象としています。
さらに、それらの瑕疵に起因してユーザーなど第三者の身体・財物に損害を与えた場合の賠償責任も対象とされており、広範囲に認定企業等の責任をカバーしています。
BL保険制度は、次のような他では実現できない特色を持っております。
(1)設計の瑕疵に基づく損害(不具合が発現していない部品のリコールも含む)を支援
BL部品に万一、設計に基づく瑕疵により不具合が生じた場合、同じ設計に基づく他のBL部品には当然同じ不具合が生じる可能性が非常に高くなることが予測され、まだ不具合が発生していない部品に対してもリコールを行なって修理・交換等を行なうことが必要となります。
(2)施工等の瑕疵も対象(認定企業以外の施工者等の施工も含む)
住宅部品には据付工事が必ず伴います。認定企業が策定した施工等要領に従って行った施工者等の設置にかかる設計又は施工に瑕疵があり、補修等を行った場合に、その費用に対し認定企業の承認のもとに保険金が支給されます。
このように施工等の瑕疵も保険の対象となっていますので、中間ユーザーである施工者等(設計事務所、工務店、大工等)にも施工等の瑕疵の保証について保険金で支援されるという大きなメリットがあります。
(3)賠償責任も補償の対象
BL保険は、瑕疵保証責任に加え、生産物賠償責任も対象とされており、引渡後にBL部品の瑕疵・欠陥に起因して、あるいは施工者等の施工等の瑕疵・欠陥に起因して第三者の身体・財物に損害を与えた場合の賠償責任も対象としており、製造物責任に限られるPL保険よりも、広範囲に認定企業等の責任をカバーしています。
(4)認定企業等が万一倒産しても財団が支援
BL保険は、認定企業又は優良住宅部品の施工者が万一倒産し、保証責任及び賠償責任を承継し負担する者がない場合においても、BL部品に係る保険事故に対して、当財団が、倒産した認定企業等に代わって保証責任等の履行に代わる措置を行ないます。
BL部品保険制度の詳細については、「BL保険の手引」をご参照下さい。(pdfファイル、1,816KB)
平成29年10月以降に別紙の内容が追加されています。
なお、「BL保険の手引」内の「BL部品保証責任保険の対象となる期間」の最新版については、
「こちら」(pdf)をご参照下さい。
- 認定企業用
- 不具合・事故があった場合の報告様式(pdf)
- OEM供給者及び下請業者の登録について